カンバーバッチ主演のマーベルヒーロー映画「ドクター・ストレンジ」を観てきました。
アイアンマンやキャプテン・アメリカと異なり「魔術」を使うヒーローということで、期待と不安がありましたが大変おもしろかったです。
ドクター・ストレンジはこれからアベンジャーズにも合流する予定なのですが、本作はオリジン(原点)を描いた作品なので、予備知識なしで楽しめる作品となっています。
すぐわかる設定
天才かつ傲慢な外科医、スティーヴン・ストレンジが交通事故を起こして、手が使えなくなります。
医学・科学の力では回復不可能となった手を治すために、神にもすがる思いで魔術を習いに行ったストレンジが、闇の魔術との戦いに巻き込まれるというお話です。
映画の感想(ネタバレあり)
総評としてはとてもおもしろかったです。
お話の構成はアイアンマン第1作目と似ていて、丁寧な展開でキャラクターの魅力がよく伝わる映画といえます。
映像がスゴイ
ストーリー的なことはさておき、
とにかく映像がすごい!
の一言に尽きます。
特にエンシェント・ワン(ストレンジの師匠)の魔術やカエシリウス(敵)との戦闘シーンは圧巻でした。
私は2Dで鑑賞したのですが、3DやIMAXで観たい! と思わせる映像で圧倒されました。ストーリー的には2回目は観なくてもいいんですけど、3D観たさにもう一度映画館に行くかもしれません。
ドクター・ストレンジのキャラクター
映画の序盤はストレンジの医師としての活躍が描かれるわけですが、短いシーンながらストレンジの天才具合と性格の傲慢さ・自分勝手さがよく表現されていると思いました。
ストレンジの性格は、アイアンマンの主役トニー・スタークとよく似ている気がします。アベンジャーズ関連での絡みに期待ですね。
ただストレンジは富や名声が欲しいわけではなく、
- 人の命を救うために医師をしている
- 失敗することを恐れている
という点でただのエゴイストというわけでもないんです。
まぁ交通事故は自業自得ですけどね。運転しながらスマホをいじるのは止めましょう。
魔術が予想以上にかっこいい
魔術って聞くとなんだかフワフワしたファンタジー色を感じるかもしれませんが、この作品の魔術は非常にスタイリッシュです。
基本は火花のようなものを手にまとったり、鞭状にしたりして戦うんですがこれがカッコいいんです。特にエンシェント・ワンが使ってた扇状の魔術が好き。
あとアストラル体と呼ばれる幽体離脱的なこともできるので、戦闘の幅が広くて飽きることなく楽しめました。
短期間で成長しすぎ!?
しかしストレンジさんいくら才能があるとはいえ、短期間で成長し過ぎじゃないですかね。
いきなり闇の魔術を使うカエシリウス達との戦闘に巻き込まれて、そこそこ戦えるどころか勝ってしまうのはどうかと思いますよ。
浮遊マントや拘束具の助けあっての勝利ですが、闇の魔術弱くない? って思っちゃったもん。
エンドロール中にソーが登場
エンドロールの途中に映像が挿入されるんですが、そこでソーが登場します。
ドクター・ストレンジの元にソーが訪問してきたようなんですが、
- ロキ(ソーの弟)が再びニューヨークにやってきた
- オーディン(ソーの父)が行方不明
- ストレンジに協力を要請
とういう感じでした。
恐らくこの映像はマイティ・ソー第3作「ラグナロク」に繋がるんだと思われます。
続編もある!?
エンドロール後の最後の映像に、ストレンジの兄弟子にあたるモルドが魔術師狩りを始めたシーンが登場します。
間接的とはいえ闇の魔術に関わってしまったモルドは、魔術そのものを憎むようになってしまったんでしょうね。
暗黒面に落ちたモルドとの対決を予感させる終わりかたでした。
まとめ
話の内容もおもしろいし、映像も凄まじいので興味のある人はぜひ観て欲しいです。
映画館で観るべき作品だと思います。