「新しい文章力の教室」という本を読みました。
ブログの運営はもちろんですが、仕事でも文章を書く機会が多いので、何かの参考になればと思いこの本を読んでみました。
ほほーっ!となる部分や自分の悪い癖などが見つかってよかったです。
この本を読んだうえで、私の文章に対する考え方などを書いてみたいと思います。
良い文章とは完読される文章
全77項目から構成されるこの本の最初に書いてあるのが、
「良い文章とは完読される文章である」
なんです。
これは納得です。
紙媒体の文章はもちろんですが、このブログのようなネット媒体の文章は第一印象で読むのをやめてしまったり、途中でブラウザバックしたりと離脱することがけっこうあります。
最後まで読んでもらえる文章を書く能力は、一朝一夕で身につくものではないと思いますが、 少しでも多くの人に読まれる文章を書けるようになりたいものです。
書く前の準備が大切
とりあえず書き始める! っていうのはよくないですよね。
これは自分も経験したことがありますが、テーマだけが決まっている状態で書き始めると、終着点が見えなくなって時間がかかる割にぼんやりとした文章ができあがります。
で、結局その文章はボツにして、なんて無駄な時間を過ごしたんだろうという虚無感に襲われたことがあります。
そんな経験を活かして、私は文章を書く前に
- テーマの決定
- 伝えたいポイントの決定
- ポイントの順番の決定
は先にするようしています。
この本でいうところの「主眼」「要素」「順番」にあたるでしょうか。
個人的に順番はけっこう重要で、ポイントの並び順で文章の印象や読みやすさが全然変わってくる気がします。
読み直し大切
読み直し大切ですよね。時間が許すなら書いた文章は一晩寝かせたい。
文章を書いているときや、書き終わった直後はどうも主観的になり過ぎていて、細かいところまで気がつかない傾向があります。
時間が空くと客観視できるようになるので、変な箇所や構成、表現を発見しやすいです。
文章には個性があった方がいい
文章は人が書くので個性が出ます。
用途によっては個性をできるだけ排除した文章が求められることもありますが、このブログに掲載するような文章は、個性を出した方が良いと思います。
もちろん不快感を与えるような文章は良くないと思いますが、それは読み手の感覚もあるので、何が正解とは言い切れないのが難しいところですね。
ある程度万人受けする文章を書けるようになったら、個性を出して人を惹きつける文章に変化させていきたいものです。
本を読んで文章力が上がるのか
この本を紹介しといてこんなこというのもアレなんですが、文章力ってのは文章書かないと身につかないですね。
文章のテクニックって大切なことだと思いますが、そのテクニックが役に立つのはある程度文章書いて、「何か自分の文章読みにくいなー」「魅力がないなー」って気がついたときじゃないでしょうか。
私がこの「新しい文章力の教室」を読んで、今実践できそうなことは半分もない気がします。それはまだ自分の文章が、テクニックを使える段階に到達していないからです。
でもこの本の内容はこれから先文章を書き続けていく中できっと役に立つはずです。それは確信しています。