映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』では、ピム粒子を使って量子世界経由でのタイムトラベル(タイム泥棒作戦)が実行されました。
アベンジャーズが過去に行ったり、サノスが未来にやってきたり、キャップが過去から戻ってこなかったり、ややこしい感じもしたので、アベンジャーズの世界におけるタイムトラベルの概念についてまとめておきます。
- 私たちがイメージするタイムトラベル(スコット&ローディ談)
- アベンジャーズの世界のタイムトラベル(バナー博士の解説)
- キャプテン・アメリカのタイムトラベル(エンドゲームラスト)
- 過去を変えると世界が分岐する!?(エンシェント・ワンの説明)
- スパイダーマン/ファー・フロム・ホームからマルチバースに!?
私たちがイメージするタイムトラベル(スコット&ローディ談)
劇中でもスコットとローディが語っていましたが、私たちがイメージするタイムトラベルは、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』などで得た知識が大半を占めます。
具体的には、
- 過去を変えると未来が変わる
- 過去の自分と会ってはいけない
- 宝くじを買ってはいけない(笑)
などですね。
しかし、これらの映画から得たタイムトラベルの知識は間違っているとバナー(ハルク)が説明してくれました。
アベンジャーズの世界のタイムトラベル(バナー博士の解説)
バナー(ハルク)博士による正しいタイムトラベルの考え方は、
- 過去を変えても、現代は変わらない
- 現代で何かすれば、(この世界の)未来は変わる
- 現代の自分が過去に行っても、それは自分の未来
ということです。
わかりやすい例として、劇中で2023年ネビュラが2014年ネビュラを撃ち殺しましたが、2023年ネビュラは消滅しませんでしたよね。
なので、過去に行って生まれたばかりのサノスをKILLしても、2018年のサノス指パッチンをする事実は変えられないわけです。
つまり、アベンジャーズにできることは、
- 過去に行ってインフィニティ・ストーンを泥棒する
- 2023年で指パッチンをし、半減した生命を元に戻す
- (インフィニティ・ストーンを過去に返却する)
ということだったわけです。
キャプテン・アメリカのタイムトラベル(エンドゲームラスト)
エンドゲームのラスト、過去にインフィニティ・ストーンを返却するためにキャプテン・アメリカが再びタイムトラベルをします。
このシーンがややわかりづらいんですが、キャプテンの行動をまとめると
- インフィニティ・ストーンを過去に泥棒したタイミングに返却
- ついでにムジョルニア(ハンマー)も返却
- (恐らく)1970年にスペース・ストーンを返却後、その時代に残る
- スティーブ・ロジャースとしての人生を送り老人になる
- 何かしらの手段で、再びバッキーやサムの時代(というか世界)にタイムトラベルし、盾を託す
という流れになると思います。
バナーの説明通りなら、過去を変えても未来(現代)は変化しないはずです。
つまり、私たちが観測してきたこれまでのMCUの歴史に「実はキャプテン・アメリカが二人いた!」とはならないはずです。
だからラストの老人キャップは、他の世界線から移動してきたといえるのです。
過去を変えると世界が分岐する!?(エンシェント・ワンの説明)
くどいようですが、過去を変えても未来(現代)は変わりません。
しかし、ラストの老人キャップからもわかるように、過去を変えると世界が分岐する可能性があります。
また、NY決戦時のエンシェント・ワンも「インフィニティ・ストーンが失われるとそこから世界が分岐する」と発言しています。
サノスによる指パッチンが行われた世界線では、
- サノスによってインフィニティ・ストーンが破壊
- 過去からインフィニティ・ストーンを拝借して使用
- インフィニティ・ストーンを過去に戻す
といった具合に、インフィニティ・ストーンの動きが激しいです。
つまり、エンドゲーム終了後のアベンジャーズの世界は、複数の世界線に分岐する可能性があるのではないでしょうか。
スパイダーマン/ファー・フロム・ホームからマルチバースに!?
さて、先日、映画『スパイダーマン/ファー・フロム・ホーム』の予告映像が解禁されまいた。
『スパイダーマン』最新作、6・28“世界最速”公開決定! 映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』新予告
いろいろ衝撃的な予告でしたが、「ミステリオは異世界から来た」という発言があります。
これはやはり、エンドゲームがきっかけで、世界が複数に分岐したことを示唆しているのではないでしょうか!?
楽しみですね!