弊社には社員旅行があります。
その年の業績によって、実施されたり、されなかったりしますが、どうやら今年は実施されるようです。
弊社は社員十数名の零細企業であるため、社員旅行=強制参加という空気が形成されていました。なので、私もこれまでは社員旅行は皆勤でした。
しかーし! この度、私はこの暗黙の了解に風穴を開けることにしました。
そう社員旅行への不参加を表明したのです。
社員旅行の目的は既に果たした
社員旅行の目的は「社員同士の親睦を深めること」だと思います。
この目的に文句を言うつもりはありません。特にうちみたいな小さい会社の場合、社員同士の仲が良いにこしたことはないと思います。
ただね、私はもう十分に親睦を深められていると思うんですよね。ここ数年は社員の離退職も無く、普段の業務だけでもしっかりコミュニケーション取れているので、これ以上は必要ないかな? って個人的に考えるのです。
休日に実施するのであれば参加義務はない
弊社の社員旅行は、休日に実施されます。
しかも貴重な大型連休中に。アホかな?
もし平日の出勤日に行くのであれば、それは「仕事」としての性質を持つことになるので、参加しないという選択肢はなくなりますが、休日に実施される社員旅行であれば参加の強制力はないはず。
うちの場合、ありがたいことに旅費は会社負担なので、積立金が無駄になるような事態ありません。だから欠席しても、何の問題も無いのです。
あらゆる選択肢に寛容な社会を望む
「参加するのが当たり前になっている社員旅行」を欠席するのは、勇気のいることかもしれません。
でも誰かがその“当たり前”を変えないと、ずーっと現状維持ですからね。
最近はよく「ゆとり社員が~、新入社員が~」みたいなニュースを目にしますが、これからの社会には、新しい感覚や考え方を尊重し、受け入れる寛容さが必要だと思うんですよね。(まぁ私はもう30代なので、新入社員という立場ではありませんが)
「社員旅行に行かない」という選択肢が、当たり前に受け入れられる空気こそが健全な職場環境だと思います。
最後に
誤解しないでいただきたいのですが、私は「社員旅行=悪」と思っているわけではありません。行けば楽しいし、実際親睦も深まりますからね。
でも、なんとなーく参加したくないときだってあるわけです。
そのなんとなーく参加したくないときに、負い目を感じることなく不参加を表明できる空気を作っていけるといいなぁ。