Weekend Wednesday

映画や音楽、書籍にポケモン

映画『フリクリ オルタナ/プログレ』を観たネタバレ感想

当ブログではアフィリエイト広告を利用しています

みなさん、映画『フリクリ オルタナ』、『フリクリ プログレ』は観ましたか。

OVA版のフリクリにハマッた人なら、今回の劇場版を期待していましたよね。私はしていました。

関連記事>>フリクリ(OVA)のわかりにくい設定をわかりやすく解説

 

そしてこの期待は、オルタナで裏切られ、プログレで報われることになったのです。

 ということで、オルタナとプログレの感想をネタバレ成分多めでテキトー(皮肉)に書いておきたいと思います。

フリクリ オルタナの感想

うーん、イマイチ。あ、ヒジリーは可愛かったよ!

ハル子が使われている感

女子高生の日常に、ハル子がゲスト出演している番組を観ているような感覚になりました。

しかもハル子が活躍(?)するシーンも、各話の最後のまとめ役みたいな『使われ方』をしていて。とりあえずハル子出しときゃいいんだろ! 的な雑さを感じました。

あとこれは好みの問題ですが、武器がムスタングになったせいで打撃音が軽くなりましたよね。OVA時代のリッケンバッカーのドゥーン! っていう重いSEが恋しくなりました。

the pillowsの曲をとりあえず使った感 

Star overhead

Star overhead

  • the pillows
  • アニメ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

フリクリといえばピロウズ、だと思うんですけど、これも使い方イマイチでしたよね。

テンション上がったのは、

  • 冒頭のアイフォンにCDジャケットがシーン(白い夏と緑の~
  • ラストのカナブン覚醒シーン(Thank you,my twilight
  • エンディング(Star overhead

くらいかなー。

他は正直覚えていないです。

使えばいいってもんでもないけど、そもそも使用曲数が少ないと感じました。

あと音量小さくない!? もうちょいガツーンと使ってほしかった。

フリクリ(OVA)を未視聴であれば、17歳であれば楽しめたかもしれない 

『フリクリ(OVA)』の続編としてはイマイチでしたが、『オルタナ』という単独アニメだと思えば楽しめたのかもしれません。(尺がもうちょい短ければ)

キャラクターも可愛いしね。特にヒジリー。

内容的にも17歳のティーンエイジャーが抱えているモヤモヤした感情を取り扱っているので、自分が31歳ではなく17歳であれば、また違った感想を抱いたのかも。

フリクリ(OVA)を観たことのない高校生がこの作品を観たときに、どのような感想になるのか、私、興味があります。

 

フリクリ プログレの感想

f:id:okashi3:20180906162413j:plain

そういうわけで、正直あんまりプログレには期待していませんでした。

オルタナのラストの次回予告は、正直テンション上がっちゃったけど、過度な期待は絶望を生むことがわかっていたので、できるだけフリクリを意識せずにフラットな気持ちで劇場へ足を運びました。

が! 良い感じの作品に仕上がっていたんですよねー。

フリクリ(OVA)を観てると楽しさ倍増

これが観たかったんですよ。

OVAの設定も継承しつつ、関連のあるキャラクター(カンチ等)やキーワード(アトムスク等)が出てくる続編。

OVA版からの関連キャラは

  • カンチ(テレビ)
  • マスラオ(海苔眉の息子)
  • アトムスク(赤い鳥)
  • リッケンバッカー(青いベース)

でしょうか。

演出面でも、

  • ヒドミがジンユに轢かれるシーン
  • コミック的演出

といった、OVA版で使用されていたものを踏襲したものがありましたね。

物語のスピード感もオルタナよりも断然良くて、OVA版のフリクリをリスペクトしつつも新しいフリクリになってるなぁと思いました。

 

どれもフリクリらしさを演出していたと思います。

ハル子の分裂体!ジンユが良いキャラだった

今回はハル子がアトムスクを捕まえようとしたら分裂したという設定です。

その分裂体がジンユなわけですが、真面目なキャラゆえの笑えるシーンが多かったですね。

特にコンクリで固められてるシーンは、劇場でも笑いが起こっていました。

ヒドミちゃんと井出君のボーイミーツガール

ヒドミちゃんと井出君のボーイミーツガール的な物語としても好きですね。

二人には会話らしい会話はほぼなくて、

井出君!

雲雀弄(ひばじり)!」

のみで意思疎通を図っていたと言っても過言ではありません(笑)

ハル子を林原さんにする必要があったのか

今回、ハルハ・ラハルことハル子を演じるのは林原めぐみさんです。

分裂したからキャスト変更なのでしょうが、果たしてこれ意味あったのかなぁ? というのが正直なところ。

いや、林原さんの演技は素晴らしかったと思いますが…意味あったかなぁ?(2回目)

オルタナは実験作、プログレは正当な続編

オルタナはフリクリの設定を使った実験作プログレはOVAからの正当な続編、という印象です。

個人的には断然プログレが好きなんですけど、これはOVA版を観てるからっていうのもあるのかな?

でも観てて退屈という感覚がプログレにはなかったので、やっぱりプログレの方が良い作品かな?

これ公開順が逆だったらどうだろうなー。それはそれで、物議をかもしていたような。

さ! OVA版を見直そうかな!