映画「ガーディアンズ オブ ザ ギャラクシー リミックス(vol.2)」を観てきました。
前作の完成度が非常に高かったこの作品。成功のハードルがかなり上がっていましたが、大成功じゃないでしょうか。笑いあり涙ありのまさに「映画」という仕上がりでした。
ネタバレ全開で感想レビューをしていきたいと思います。
前作のおさらい
前作では、
- 主人公ピーター・クィル(スターロード)
- サノス(敵)の娘のガモーラ(緑)
- ロナンに妻と娘を殺されたドラックス(筋肉)
- ロケット(アライグマ)
- グルード(木)
がチームとなって、巨悪ロナン(敵)を倒すというお話でした。
ならず者の集団が集まって銀河を守るチーム、ガーディアンズ オブ ザ ギャラクシーを結成することに主軸を置いたストーリーとなっていました。
リミックスのテーマは「家族」
前作が「家族になる」話だったとすると、今作は「家族との絆を深める」話なのかなぁと思います。相変わらず言い争いが絶えないこのチームですが、常に一緒に行動するからこその言い争いだったりしますしね。
あと家族といっても、「血のつながり」だけが家族じゃないんだよってこともテーマになっていると思います。
ココが良かったGotGリミックス
OPの戦闘シーンが最高
ソヴリンにて、アニュラックス電池を防衛する任務。
ガーディアンズの面々が巨大イカと戦う中、ベビーグルートが「ミスター・ブルー・スカイ」に合わせてノリノリで踊るOPシーン。かなり激しい戦闘を繰り広げているようですが、グルートのかわいいダンスが気になって集中できないジレンマ。
ドラックスに見られているときだけは、踊るのを止めるグルートですが、これは前作のEDとつながる演出ですね。
ゴミパンダ
電池を盗んだロケットとケンカ中のクィルが言うパワーワード「ゴミパンダ」。
言われたロケットも最初は「え・・・これ誉められてんの??」みたいな感じで面白かったです。個人的に一番笑えたシーンです。やっぱりロケットが絡むシーンは面白いなー。
ロケット VS ラヴェジャーズ
惑星ベアハートでの戦闘。
ロケット兵器を駆使して戦う様は見ていてとても楽しかったです。最後には武器無しの肉弾戦でも戦果を上げていたので、ロケットの戦闘能力の高さを再認識させられました。
ただそれでもヨンドゥのフィンには白旗を上げていました。ヨンドゥ強すぎない??
はじめてのおつかい:ヨンドゥのフィン
檻に入れられたヨンドゥとロケットが、グルートにフィンを盗ってくるようにお願いするシーン。思った以上に不正解過ぎて笑えました。
特に親指を持ってきたときの「・・・うん、これは見なかったことにしよう」みたいな空気感が最高でしたねー。あの親指は誰のやねん!
ヨンドゥ VS ラヴェジャーズ
フィンを取り戻したヨンドゥが無双するシーン。
圧倒的な強さで、元部下を制圧していく姿は最高でございました。ロケットと共闘してニヤリとするシーンも良かったですね。
マンティスがドラックスを触って泣くシーン
今回はバカ発言&下ネタ色の強いドラックスおじさんですが、惑星エゴでマンティスがドラックスの心を読んで泣くシーンにはウルッときました。
今ではチームの皆と楽しくやっているドラックスですが、家族である妻と娘を失った過去は一生無くならないんだよなぁ。悲しい。
哺乳類が耐えられるジャンプは50回まで
惑星エゴに行くために、ロケット、グルート、ヨンドゥ、クラグリンでジャンプ(ワープ)を繰り返すシーンです。
ヨンドゥ曰く、哺乳類が耐えられるジャンプの回数は1度に50回までらしいのですが、惑星エゴまでは700回のジャンプを要するようです。それを忠告したときには時既に遅し。
ジャンプが終わって、グルートがゲロを吐くシーンでは劇場が笑いに包まれておりました。
ロケットとヨンドゥの会話
ロケットが仲間に対して素直になれず、ついケンカごしの態度をとってしまう理由に誰よりも理解を示すヨンドゥ。
実験動物として孤独に生きていたロケット、両親に捨てられ孤独に生きてきたヨンドゥ。二人とも「仲間」という存在に慣れておらず、それを失うのが怖くて、仲間の大切さがわかっているからこそ態度なんだろうなぁ。
スターロード VS エゴ
エゴがクィルの母親の脳に腫瘍を埋め込んだと告白するシーン。その直後、クィルが銃を躊躇なくエゴに向けてぶっ放す姿を見て、劇場は一体感に包まれていた気がします。よくやった!
あとラストの戦闘でパックマンを出したときは、有言実行の男だと思いました。
さようならヨンドゥ、ありがとうヨンドゥ
星(エゴ)の爆発からクィルを救うために、男になった、そして父親になったヨンドゥ。その結果命を落としてしまうわけですが、私は火葬されるまで「ど、どうせ復活するでしょ(汗)」という感じで淡い期待をしていましたが、やっぱり失われた命は戻らないようです。
このときに昔のラヴェジャーズの面々が大艦隊となって見送りにきてくれるんですが、花火と相まって感動します。
ここでかかる曲が「父と子」なんですけど、これがまた涙腺を刺激して・・・
反抗木な少年グルート
エンドロールで流れる少年グルート。ゲームばかりする引きこもりになってしまったみたいですね。
まぁこの家庭環境じゃ、まともな人間木にはなれんだろうなぁ。
矢の練習
これもエンドロールですが、クラグリンがフィンの練習をしててようやく飛んだと思ったらドラックスに刺さるという(笑)。最後まで笑わせてくれます。
音楽も最高でした
前作も音楽が良い仕事をしてくれていましたが、今作でも仕事しまくりです。私は映画を観る前からサントラを買って聴いていたので、より映画を楽しめました。
まとめ
GotGリミックス、笑えて泣ける最高の映画です。宇宙を舞台にした映画としては、最高水準の出来ではないでしょうか。
これが来年にはアベンジャーズにも合流するんだから、目が離せません!!