Eテレの『2355』という番組の『BAR仮説』というコーナーで取り上げられた
『爪楊枝の容器はなぜあんなにギュウギュウなのか問題』
の答えを考えてみたいと思います。
いろいろ調べてみた結果、
- 熱可塑性樹脂
- 真空成型
が答えの鍵を握っていると思われます。
つまり『熱可塑性樹脂に爪楊枝を詰め、真空成型する』が答えなんじゃないかと思います。
BAR仮説から与えられた情報
BAR仮説では、
- 容器内に爪楊枝がギュウギュウ過ぎちゃう?
- どうやってこんなギュウギュウに詰めるん?
というお題が与えられました。
そして、その答えのヒントとして、
- 人力では不可能
- 容器がペラペラ過ぎる
- 容器の底に穴が開いている
- 空気が関与している
という情報が与えられました。
爪楊枝の容器は熱可塑性樹脂と考えられる
爪楊枝を入れている容器は、ペラペラのプラスチック製です。
この容器、熱可塑性樹脂だと思うんですよね。
熱可塑性樹脂とは、加熱をすることで軟化し、冷却することで硬化する性質をもつ樹脂です(可逆性アリ)。
番組内でもコカド氏が仮説を立てていましたが、恐らく爪楊枝を詰める前に、容器を加熱して、容器を大きくしておくのだと思います。
もちろんこの状態で冷却すると、容器が大きい状態で固まってしまい、ガバガバの容器ができあがってしまいます。
そこで、真空成型です。
容器の穴は空気を抜くため(真空状態にするため)の穴
爪楊枝の容器の底には小さい穴が開いています。
あの穴、空気を抜くための穴なのではないでしょうか。
つまり、手順はこうです。
- 熱可塑性樹脂を加熱し、容器の容積を拡大
- 爪楊枝を容器に入れ密封
- 容器の底に穴を開け、空気を抜く(真空状態)
- 真空状態により、容器が縮む
- 冷却し、熱可塑性樹脂を硬化させる
どうでしょうか。
それっぽくないですか。
これが私の仮説です!
真空成型についてはこちらのサイトを参考にしました。⇒真空成型(真空成形)・圧空成型とは-真空成型・真空成形|マツバ技研工業株式会社---ブリスターパック・食品トレー・部品トレー|大阪