映画『天気の子』の感想です。映画は2回観て、小説も読みました。
何かと映画『君の名は。』と比較される映画ですが、個人的には『天気の子』の方が好きです。(どちらの作品も好きですよ!)
ラストの帆高の選択も好きですし、終末観ある世界観も好きです。ついでにいえば雨の音が好き(笑)
あとかっこいい大人である須賀さんがいるのもポイントが高いです!
- 全体的な感想:陽菜さんかわいい
- 須賀さんに感情移入してしまった
- 小説で須賀さんの過去が明らかに
- ラストの帆高の選択は間違っていない
- 印象に残った挿入歌とそのシーン
- 占い師による晴れ女と雨女の特徴
- 少年の目線で観るか、大人の目線で観るか
全体的な感想:陽菜さんかわいい
須賀さんかっこいい。陽菜さんかわいい。凪センパイ、まじセンパイ。
陽菜さんかわいかったですね。
須賀さんに感情移入してしまった
私、32歳ということもあって、帆高よりも須賀さんに共感する部分が多かったんですよね。須賀さん大好き(小栗旬、上手過ぎる)!
序盤から中盤にかけては、1人の人間として帆高に対等に公平に接していた須賀さんですが、帆高が警察に追われるようになると態度を一変させましたよね。
自分の保身、というより自分の家族(娘)のために『大人の常識的な対応』をしていた須賀さんですが、私も須賀さんの立場なら、ああいう対応を取ってしまうと思います。
それでも後悔の念から、お酒とタバコに逃げてしまうのも人間くさいというか。
特に、
人間歳取るとさ、大事なものの順番を入れ替えられなくなるんだよなあ。
というセリフは刺さりましたね。
そうだよなーと。私も今一番大事なものは家族で、この順位が何かと入れ替わることはないような気がします。
独身だったら違うのかというと、そうでもないような気がするし。
あと、
でもまぁ仮にさ、人柱一人で狂った天気が元に戻るんなら、俺は歓迎だけどね。
も共感してしまう部分も、なくなもなくもないというか。
個より集団を優先してしまうのも、大人の良くも悪くもある部分ですよねー。
小説で須賀さんの過去が明らかに
で、私、須賀さんの過去が気になり過ぎて小説を買ってしまったんです。
小説には夏美のセリフから須賀さんの過去に関する情報があったので、まとめておきます。
- 須賀家は代々議員(地方議員)ばかりの名家
- 須賀さんの兄(夏美の父)がめっちゃ優秀
- 須賀さんは10代のときに東京に家出
- 東京で明日花さんと出会い結婚
- 両家が喧嘩するような大恋愛の末に結婚
- 数年前に明日花さんを事故で亡くす
という感じですね。
須賀さんが、帆高に自分を重ねていたのは家出少年だった部分もあるんでしょうね。
でもラストの代々木の廃ビルのシーンでは、きっと「自分も失ってしまった女性に会えるなら何でもする」という帆高にも共感していたのではないでしょうか。
ラストの帆高の選択は間違っていない
まあでもね、帆高の「世界より陽菜さんを選ぶ」という選択は間違っていないと思います。
『世界を犠牲にしてでも救いたい女の子がいる』って尊い感情だと思うんですよね。
世界を大丈夫にしたいんじゃないんすよ、陽菜さんの大丈夫になりたいんですよ。
あといろんな感想を呼んでいると「最後に指輪を渡してほしかった」っていうのを見るんですけど、個人的には無くても気にならなかったかなぁ。
指輪を渡すこと自体は、ホテルで行っているわけですし、ラストのシーンはとにかく「また会えた!」という感情が爆発している感じで、とても良かったと思います。
印象に残った挿入歌とそのシーン
印象に残った挿入歌は『グランドエスケープ』と『大丈夫』です。
グランドエスケープ(消えた陽菜との再開)
これは映画を観たほぼすべての人が印象に残ったんじゃないですかね。
サビの合唱パートが最高ですよね。
ただ、音楽として聴くならもうちょっと長いほうが聴きごたえがありますよね。
ロングバージョンの発売に期待です。
大丈夫(3年後の再開シーン)
天気の子で一番好きな曲です!
ラストをかざる曲でもあるんですが、帆高と陽菜さんの関係性がこの曲に全部詰め込まれているようで、とてもとても大好きです。
占い師による晴れ女と雨女の特徴
需要は不明ですが、占い師(悟空)による晴れ女と雨女の特徴をまとめておきます。
晴れ女は稲荷系
- 稲荷系の自然霊が憑依
- 勤勉
- ビジネスで成功しやすい
- 気が弱い
- リーダーには不向き
- 美男美女が多い
そういわれてみれば、陽菜さんって表情によっては、目が狐っぽい感じがするんですよねー。
雨女は龍神系
- 龍神系の自然霊が憑いている
- 飲み物をたくさん飲むのが特徴
- 気が強くて勝負強い
- 大雑把で適当な性格
劇中には登場しなかった(と思われる)雨女。雨女もなってしまうきっかけのようなものがあるのでしょうか。