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スパイダーマン:ファー・フロム・ホームの感想_トニー・スタークの後継者

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スパイダーマン:ファー・フロム・ホームを観て来ましたので、ネタバレ感想や細かい気づきをまとめておきます。

『アベンジャーズ/エンドゲーム』後であり、MCUフェイズ3のラストをかざる本作ですが、しっかりスパイダーマンでした

トニー・スタークの死が世界とピーターに影響を与えつつも、スパイダーマンらしい青春感や苦悩・成長があり、とても気持ちの良い作品だったと思います(なお、エンドロール…)。

スパイダーマンの苦悩と覚醒の物語

スパイダーマンFFH

いやぁー傑作でしたねー。

前作のホームカミングが『ヒーローとしての目覚め』だとすると、本作は『ヒーローの苦悩』というところでしょうか。

 

市民からの期待やアイアンマンの後継としての重圧、プライベートの犠牲、さまざまことが重なって、ピーターのメンタルが弱っていくのがわかりました。

トニーから託されたイーディスをミステリオに託しちゃうのはどうなの!? って思いましたけど、あの精神状況であれば仕方ない気もします。

 

だってまだ16歳ですよ? 親愛なる隣人ですよ?

背負うものが多過ぎるんですよね。

 

そんななかでも、自身の失敗に気がつき、それを挽回するために奔走し、迷いはしたもののトニーの意志を継いで、ピーター・パーカーとして、スパイダーマンとして自立していく姿に、私は感動しました。

ついでにいえば、いろいろなことに迷ってきたトニーが、後継選びだけは迷わなかったというのも感動しました。

 

戦闘シーンも良かったです!

ラストのVS大量ドローン軍団のシーンも良かったし、看板と爆弾(?)でムジョルニア・キャップみたいなのも良かったですよね。

そして、VSミステリオでのスパイダー・ムズムズ! あの映像空間でミステリオに勝てるのはスパイダーセンスのあるピーターだけのはず。

スパイダーマンとしての覚醒を果たした感じもあって最高でしたね。

 

ただ、エンドロール途中の映像で、ミステリオ殺しの罪やドローン悪用の罪を被せられ、そして全世界に正体を公開されてしまったピーターの行く末が心配でなりません。

やっぱり敵だったミステリオ

ミステリオ、敵だったんかーい!(棒読み)

 

エレメンタルズの自作自演はなんとなく想像してましたけど、多元宇宙(マルチバース)出身も嘘、スーパーパワーも嘘、基本的な言動が嘘、の嘘で塗り固められたようなヴィランでしたね。

 

基本、BARFによる映像とドローンを駆使して戦うスタイルでしたけど、かなり強かったですよね。

ピーターが列車に轢かれるまでの誘導や心理戦はかなりの強敵っぷりでした。

ピーターが信じ過ぎるのあるんですけど、何も信じられない状態での映像&ドローン攻撃はずるい。

そして、ゾンビ化したアイアンマンの映像はマジで許されんからな!(憤怒)

 

しかもラストは、ピーターにエレメンタルズ自演の罪とミステリオ殺しの罪をかぶせた上で、全世界にスパイダーマンの正体を曝露する鬼畜っぷり。

(でもトニーのサングラスをかけたときのミステリオは好き)

 

 

以下、細かい気づきです。

ヒーローの追悼動画(学生製作)

映画の序盤で流れるヒーローの追悼動画。

学生製作のものではありますが、胸に来るものがありましたね。

登場するのは、

  • トニー・スターク(アイアンマン)
  • スティーブ・ロジャース(キャプテン・アメリカ)
  • ナターシャ・ロマノフ(ブラック・ウィドウ)
  • ヴィジョン

 

でしたね。

エンドゲームでは、ヴィジョンについて特に触れられていなかったので、ここで少しでも登場したのはうれしかったですね。

ヴィジョンの画質が荒めなのも学生製作ということで(笑)

 

そういやキャップはあの世界では、死亡扱いなんでしょうか? それとも行方不明扱い? 引退扱いはなんとなくなさそうですけど。

ミステリオ誕生の理由はトニー・スターク

ミステリオ誕生のきっかけとなったのはトニー・スタークでしたね。

まさかシビル・ウォーで登場したゲロ、もといBARF(Binarily Augmented Retro-Framing)が再登場するとは思いませんでした。

 

BARFの開発に携わっていたベック(ミステリオ)が、その危険な思想を理由にトニーから解雇されたのを恨んでの犯行です。

ただその解雇理由も正当な気がするので、逆恨みに近い犯行ですよねー。

 

しかもミステリオの仲間には、アイアンマン1でオバディアに怒られていたメガネの開発者もいるし。

ミステリオはスパイダーマンのヴィランではありますが、確実にMCUの歴史が生んだヴィランなんだなぁと思います。

スーツ作成シーンはトニー・スターク

新スーツ作成シーンで、ピーターが3Dホログラムを腕にはめて動かしているシーンは、若き日のトニー・スタークを見ているようで、感動しましたね。

ハッピーも同じ思いだったのではないでしょうか。

スーツ作成シーンの曲はツェッペリンではなくAC/DC

そういや新スーツ作成シーンでハッピーが曲をかけてくれて、ピーターが「ツェッペリン!!」っていうてましたけど、AC/DC(Back in black)やんけ! と思ったのは私だけではないはず(笑)

アイアン・スパイダーは充電式だった

ピーターが旅行に行く前、部屋でアイアン・スパイダーを充電してましたけど、あれ充電式なんですね。

てっきりアーク・リアクター内臓で、半永久的に動かせるもんかと勝手に思っていました。

でも良く考えたらマーク42も充電が必要みたいだったし、エネルギー供給方法は意外とアナログなのかもしれないですね。

ハッピーのパスワードはパスワード

ハッピーのスマホのパスワードがパスワードなのは笑いました。

それでいいのか! 警備部長!

キャップはすごい

ハッピーが(ほぼ静止している)ドローンに向かって、盾を投げてましたけど、当たらないどころか、届いてさえいませんでしたね(笑)

物理法則を無視して、ほぼ必中なキャップのすごさを感じることができました。

スパイダーマン第3作が待ちきれない!

あのエンドロール映像をみせられたら、次の作品がどうなるのか気になってしょうがないんですけど!

冤罪はたぶん何とかなるんだろうけど、正体がバレてしまったのはどうしようもなくないです!?

ピーターには幸せになって欲しいんだけどなぁ・・・