映画『ジャスティス・リーグ』を観てきましたので、設定や感想、エンドロール後の映像などについてまとめておきます。※ネタバレ注意
最近のDCEU映画、『バットマンVSスーパーマン』や『スーサイド・スクワッド』は正直、微妙な仕上がりでした。映像や音楽は良いんだけど、映画としてのまとまりがない感じで。
しかし、今作の『ジャスティス・リーグ』はかなり良い出来ですよ! ヒーローチームの結成から、チームとしての初陣まで丁寧におもしろく描かれています。
DCEUのシリアス感を維持しつつ、コミカル要素が取り入れられたため、エンターテインメント性の高いバランスの良い映画に仕上がっていました。
DCEUヒーローの設定まとめ
今作ではヒーローが多数登場するので、設定を簡単にまとめておきますね。予習として『バットマンVSスーパーマン』だけでも観ておくことをおススメします。
バットマン
バットマンの表の顔は大企業のオーナー、ブルース・ウェイン。ジャスティス・リーグのリーダー。
特別な能力をもたない普通の人間(本人曰く、能力は『大富豪』)。己の肉体と強い精神力、数々のハイテクガジェットを駆使して、20年以上ゴッサム・シティの悪と戦ってきたヒーローです。
前作の『バットマンVSスーパーマン』で、スーパーマンの強大過ぎる力に危機感を覚え、対立することに。結果的には和解したのですが、スーパーマンの死亡に間接的に関与したこともあり、責任を感じています。
ワンダーウーマン
本名、ダイアナ・プリンス。不老不死のアマゾネスです。強靭な肉体、スーパーパワーに加え、剣と盾、攻撃を反射させるブレスレット、真実を引き出す輝くロープを使用するヒーローです。
前作の『バットマンVSスーパーマン』で、バットマンとスーパーマンと出会っています。
フラッシュ
本名、バリー・アレン。能力は音速を超える超高速移動。雷に打たれたことが原因で能力を授かりました。
コミュ障なところもありますが、言動がおもしろいのでジャスティス・リーグのムードメーカー的な存在だと思います。
サイボーグ
本名、ビクター・ストーン。爆発事故で重傷を負い死亡したと思われましたが、父のサイラス・ストーン博士によって機械の身体となりました。
このサイボーク化の技術には今作の重要アイテム、マザーボックスの技術が利用されています。
アクアマン
本名、アーサー・カリー。アトランティスの王位継承者。母はアトランティス人(女王)、父は人間であるためハーフです。
能力は水中でも活動可能な身体と海の声を聞けること、そしてワンダーウーマンに匹敵するほどのパワー。
ヴィラン(敵):ステッペン・ウルフ
マザーボックスを求めて地球にやってきた異星人。パラデーモン(恐怖の匂いに引き寄せられる)を部下にもつ。
映画の感想
過去のDCEU映画はシリアスな雰囲気が全面に出ていて、あの『スーサイド・スクワッド』でさえも微妙な後味の映画だったのですが、今回の『ジャスティス・リーグ』は非常にまとまりが良く、視聴後の満足感が得られる映画でした。
ベン・アフレックのバットマンかっこいい
いやー、やっぱりベン・アフレックのゴツいバットマン、かっこいいですねー。
バットマンの能力的に雑魚敵を倒すシーンが中心にはなっちゃうんですけど、そのときの肉弾戦に重みがあって、まさにベテランヒーローという感じでしたね。
各ヒーローのスカウトはもちろん、ラストのバットモービルでの囮役をするシーンでもチームのリーダー感が出ていました。
そういや、リーダーをワンダーウーマンに譲るみたいな感じでしたけど、どうなるんでしょうね。私としてはこのままバットマンにリーダーを続けて欲しいのですが。
そういや、スーパーマンを復活させるかどうかを話し合っているシーンでは、アベンジャーズのトニー・スタークを彷彿とさせましたねー。『使えるものはリスクを承知で使うべき、科学力を武器にするべき』という主張が、ウルトロン製造の話と似ていた気が。
最後はスーパーマンと和解できて良かったなー。普通の人間バットマンと超人スーパーマン、良いコンビになっていって欲しいです。
スーパーマンが
マザーボックスの力を借りて復活を果たしたスーパーマン。
復活したては記憶の混乱とサイボーグの誤射から、対立してしまったのでヒヤヒヤしました。
バットマンに向けて、
「お前のことは知っている」
「お前には赤い血が流れているのか?」
というセリフを吐くシーンは特にゾクッとしましたねー。敵に回ると怖すぎるよスーパーマン。
逆に、味方になってからのスーパーマンは頼もしい限り。こんなにも『画面にいるだけでなんとかなる』安心感を与えてくれるヒーローはいないんじゃないでしょうか。
VSステッペンウルフは、戦いにさえなってないレベルの圧倒具合! マンションごとの人命救助でも、スケールの違いを見せつけていましたね。
フラッシュが良いアクセント
この映画、フラッシュの存在がかなり重要だと思うんですよ。
超スピードというわかりやすい能力も魅力の1つですが、そのコミカルなキャラクター性がとても良かったです。
「虫が苦手」等の弱気からくる言動が目立ちますが、スーパーマン復活や人命救助などやるときゃやるヒーローって感じで非常に好感をもてました。最後、サイボーグと拳をゴツンってできて良かったねー。
私、ドラマ『フラッシュ』は観てなかったんですが、これを機に視聴してみたいと思います。
ワンダーウーマン大活躍!サイボーグとアクアマンは今後に期待
今回、ワンダーウーマン大活躍でしたね。
冒頭のテロ防止シーンもカッコ良かったし、ステッペンウルフとの戦闘シーンも一番多かったですし。単独映画の映画のヒットもありましたし、これからも優遇されそうな気がします。
反対に今回初出となるサイボーグとアクアマンはパッとしなかったですね。サイボーグは割と重要な役割でしたが、ヒーロー感が弱いというか、共感性が低いというか。アクアマンは単独映画の公開が予定されているので、そこでさらに掘り下げられることでしょう。
エンドロールの映像
エンドロール後の映像は2つ。
1つは『フラッシュとスーパーマンのスピード勝負』。結局、勝敗は分かりませんが、なごむ映像でした。
もう1つは『レックス・ルーサーの脱獄とヴィランチームの結成(示唆)』。ルーサーが協力を要請していたのは、ウィルソンと呼ばれる人物でヴィラン名:デスストロークですね。
これからのDCEU映画に期待ができる
今作が非常におもしろかったので、今後のDCEU映画にも期待がもてました。映画『ワンダーウーマン』から上り調子なので、この勢いをぜひとも維持し続けて欲しいですね!