私の尊敬する弁護士:古美門先生のセリフを紹介しよう。
金と権力は表裏一体、金を集める者が力を持つんだ。
なぜかわかるか? 人は金のある所に集まるからだよ。だが、この国では金を集める者は悪とされる。
己は金を求めるのにね。そしてこうした愚民に媚びた政治家が、クリーンな政治を標榜し、愚民がまたそれを支持する。
その結果、力の無い何もできない政治家ばかりが増え、力のある政治家は検察によって抹殺される。そして日本の政治家は駄目だと同じ国民が嘆くんだ。
なかなかグサッとくる名演説だ。
政治に何を期待するか?
私は生涯をこの日本で過ごすと思うので、この国が自由で、暮らしやすく、そして子どもが幸せに生きていけるシステムづくりを期待する。
そのシステムを最前線で作ってくれるのが政治家だ。
皆さんは「政治家」にどんなイメージを持っているだろうか?
悪いことして、お金を集めている イメージはないだろうか。
実際、政治と金の話は、いつまでたっても無くならないわけだから、そのイメージは間違っていないのかもしれない。
でも、私は思うのだ。別にそれでいいんじゃないかと。
人は何か行動や選択を迫られたとき、自分にどんなメリットがあるのかを考える。お金が手に入るから行動する、儲かるから選択する。ごく自然なことだ。
例えば、自分の勤める会社の経営者を選べるとして、
- 性格は悪いが、有能で、お金を集める才能のある社長A
- 性格は良いが、無能で、お金を集める才能のない社長B
のどちらを選ぶだろうか。
私なら、即決で社長Aだ。なぜなら、社長Bはこの会社を維持することができない可能性が高い。会社が倒産すれば、私まで被害を被ることになる。
上に立つ人間には、「有能でお金を増やす能力」が必要だ(性格が良ければ、なお良し)。
それって、政治も同じじゃないだろうか。政治家は国民の代表だ。「能力と資金力」の無い人間にこの国のシステムを任せてもいいのだろうか。志だけが高く、能力と資金の無い政治家にいったい何を期待すればいいのだろうか。
そう、何も期待できない。
私腹を肥やすことのできる政治家は、資金力はもちろん、何かしらの才がある可能性がある。であればその才に期待したい。
じゃあ無能で、資金力だけある政治家はどうだろう。まぁそれはそれで、周りの有能な人間に利用される傀儡としての役割があるんじゃないかと思う。
政治家は、お金を集めて人を集めて、お金を使って人を使って、この国が上手く循環するようなシステムをつくる義務がある。
この国の未来のために(平成維新軍)