自分の復讐と彼女のために戦う、超無責任R指定ヒーロー「デッドプール」をご紹介。他のヒーローとは一味違うアメコミヒーローですが、最高に面白く楽しい映画です。
2016年に公開された映画「デッドプール」。20世紀FOX配給の映画であるため、「X-MENシリーズ」の世界観に登場するヒーローとなります。
つまり、アイアンマン(MCUシリーズ)やスーパーマン(DCEUシリーズ)とは別の世界観のお話ということですね。
まぁ細かい設定はさておき、このデッドプールはなかなかぶっ飛んだ映画で、ヒーローに興味の無い人でも楽しめる作品だと思います。
デッドプールのすぐわかる設定
かつて特殊部隊の有能な傭兵だったウェイドは、ある日、末期ガンと宣告される。謎の男にガンを治せると聞かされ、彼は連れていかれた施設で治療に臨むが、そこでは余命わずかな者たちが人体実験を施され、戦闘マシンとして売られるという恐ろしいプロジェクトが進んでいた。ウェイドも実験によって改造され、どんな攻撃を受けても回復できる肉体を手にするが、醜い姿になり施設から脱走。元の自分に戻り、愛する女性と再会するため、自作のコスチュームで「デッドプール」となった彼の戦いが始まる!
上記のストーリーを見ると、正統なヒーロー物って感じがするかもしれませんが、このデッドプールは超邪道なヒーロー映画です。
どの辺が他のヒーローと一線を画すのかというと
- 自己犠牲の精神は皆無
- 超再生能力により不死身
- 言葉が汚い&下品
- 敵を躊躇なく、フザけながら殺す
- 視聴者に話しかけてくる(「第4の壁を突破」と表現される)
という感じで、とてもヒーローとは思えない言動をとります。
デッドプール自身も「俺ちゃんはヒーローではない」と公言しているので、自他ともに認めるNOT HEROなわけです。
あと、デッドプールは超再生能力を手にしたミュータント的な存在なので不死身です。なので戦闘に緊張感もクソもありません。
むしろ戦闘シーンは「いかに楽しく戦うか」がメインとなるので、こちらも存分に楽しみながら映画を観ましょう。
映画の感想(ネタバレあり)
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最初と最後が盛り上がる映画
映画冒頭からコミカルかつ痛快な戦闘シーンでスタートします。
ハイウェイでの戦闘なんですが、デッドプールのふざけ具合と不死身さ、そしてカッコよさを凝縮したようなシーンで、何度見ても楽しめます。個人的にこのシーンが映画中で一番好きです。
あとラストのデッドプールとコロッサス、ネガソニックでフランシス(敵)に殴り込みにいくところも楽しいですね。
主な戦闘シーンはこの2つで、映画の中盤は回想シーンが多いです。なぜ主人公ウェイドがキャプテン・デッドプールになったのかが描かれます。
ストーリーの主軸は復讐&愛
無責任ヒーローことデッドプールですが、戦う動機は
- フランシス(敵)の実験によって醜くなった顔を元通りにすること
- (顔が元に戻ったら)フランシスを殺すこと
- (顔が元に戻ったら)最愛の彼女ヴァネッサのもとに戻ること
ということで、完全に「復讐&彼女のため」なんですよね。
デッドプールのふざけた言動に惑わされがちですが、メインストーリーは純愛ものといっても過言ではありません!
残虐シーン&お下品なシーンはそこそこ
R指定ではありますが、映像的にはそこまで残虐&下品とは感じないと思います。だからグロシーンやエロシーンが苦手な人でもそんなに不快感は無いはず(不快感が無いとはいっていない)。
ただデッドプールの言葉は超汚いので、付き合いたてのカップルや家族と一緒に観るような映画ではないので、あしからず。
ということで、恐らく地上波で放送されることはないと思うので、DVDを購入するかレンタルしてご視聴ください。
X-MENからコロッサスとネガソニックが登場
X-MENのメンバーからコロッサス(能力:硬い)とネガソニック(能力:炎)が登場します。なお制作費の都合で、この2名しか登場しない模様。
しかしネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッドって名前やばくないですか? 中二病をこじらせすぎてる感があるんですけど。いやめっちゃカッコイイと思いますよ。
2人とも良いキャラしていて、この映画の魅力に一躍買ってくれています。
まとめ
非常識なアメコミヒーロー「デッドプール」をとても上手く映画化してくれたと思います。
どうやら続編の制作も決定しているようなので、そちらも今から楽しみです。