2016年11月30日、ASIAN KUNG-FU GENERATION(アジカン)のアルバム「ソルファ(2016)」が発売となりました。
現在30歳の私ですが、学生時代にどっぷりハマっていたのがアジカンです。
その再録盤が出るんだったら、もちろん聴きますとも! ということで、オリジナル盤とどこが違うのか、どう変化したのかを聴き比べてみました。
曲順がオリジナル版と違う
オリジナル盤の曲順は
1.振動覚
2.リライト
3.君の街まで
4.マイワールド
5.夜の向こう
6.ラストシーン
7.サイレン
8.Re:Re:
9.24時
10.真夜中と真昼の夢
11.海岸通り
12.ループ&ループ
であったのに対し、
再録盤は
1.振動覚
2.リライト
3.ループ&ループ
4.君の街まで
5.マイワールド
6.夜の向こう
7.ラストシーン
8.サイレン
9.Re:Re:
10.24時
11.真夜中と真昼の夢
12.海岸通り
となっています。
再録盤ではループ&ループを前半に移動させ、海岸通りで幕を閉じる構成に変えています。個人的にこれは良改変かなと思います。
曲順を変えることで、再録盤は前半盛り上がって後半しっとり終わるって感じになるので、アルバムとしてのまとまり感が増した気がします。
振動覚(2016)
1曲目はやはりこれ!『振動覚』です。
オリジナルの疾走感を最大限活かししつつ、少し大人になった振動覚。
演奏の変化より、ゴッチの歌い方が変わったなーと感じました。それでもシャウトっぽいところがあるので、最近のアルバムには無い初期衝動感がありますね。
間奏でキラキラした音があるんですけど、若干違和感あり。
リライト(2016)
全体に大きな変化はありませんが、ゴッチの歌い方が若干色っぽく感じられるのと、演奏のレベルアップによってギターやベースの輪郭がはっきりした感じがします。
わかりやすい変更点は、「はっ!」以降の間奏ですね。ちょっと長めで浮遊感漂う演奏に変わっています。ちょっと失速感があって個人的には微妙。
ループ&ループ(2016)
3曲目に移動してきたのは『ループ&ループ』です。昔、カラオケで歌いまくった記憶があります。歌いやすくて好きでした。
オリジナルは元気いっぱいって感じでしたが、再録盤は少しおとなしい感じですね。歌だけでなく、演奏も角が取れて丸まった印象です。
ちょいちょい電子音とかキラキラした音がバックでなっています。
君の街まで(2016)
私、この『君の街まで』大好きなんですよ!
なんか秋っぽい感じありません? ジャケット絵のせいかなー。PVのザリガニオチも好きでした。
要所要所でギターが良い仕事してます! 喜多さん!
この曲はスタンダードな再録って感じです。歌い方も昔に近いです。
マイワールド(2016)
『マイワールド』は再録盤の方が好きかも!
演奏の成熟と現ゴッチのアダルティな歌い方が曲にマッチしている気がします。
喜多さんのエンジェルボイスをうっすらと重ねてる部分があって良い感じです。
夜の向こう(2016)
これも再録盤の方が良い! Aメロの気だるい感じが好きです。
聴かせる系の曲は、今の方が上手く表現できるんでしょうか。
私が年を取ったってのもあるんでしょうけど、激しい曲よりしっとりとした曲の方が好きになりましたねー。
ラストシーン(2016)
昔はこの『ラストシーン』あんまり好きじゃなかったんですよ。なんか喪失感が強くて。ソルファのなかではちょっと浮いてる感じあります。
で、再録盤の印象がどうかというと、
あんま変わんない!
・・・アウト、セーフ、マーグワイア (小声)
サイレン(2016)
『サイレン』キタ――(゚∀゚)――!!
演奏だけでなく、歌詞もめっちゃ好き。
ということで、昔から好きだったサイレンですが、再録盤も演奏に気合が入っている気がします。
Re:Re:(2016)
いつの間にシングルカットされていた『Re:Re:』。
そうそう、この前奏が気持ちいいんですよ・・・うん?
前奏長すぎない!?
長くなりましたね。いや、カッコいいけど。多分、ライブとかめっちゃカッコいいと思う。
でもCDだと長い。個人的にはオリジナルの長さがスカッと聴けて好きかも。
24時(2016)
最新アルバムのWonder Futureっぽい雰囲気感じます。歌い方かなー。
なんか語尾を伸ばすようになりました。特にAメロ。嫌いじゃないぜ!
明日はどんなことしようかなんてこと
の部分、めっちゃ好きです。
真夜中と真昼の夢(2016)
もともとそんな好きじゃなかった曲ですが、 今改めて聴くといいですね。
再録盤は間奏がブワァーって広がる感じで耳がゾワゾワする(褒め言葉)。
叶うこと 叶わないこと
それよりも 大事な何かを
っていう歌詞も、人生経験積んだ今の方が響く気がします。
海岸通り(2016)
アルバムの締めに移動した『海岸通り』ですが、大正解ですね。
壮大な雰囲気もありつつ、しっとりした雰囲気の曲がアルバムの終わりを感じさせてくれます。
この曲もスタンダードな再録って感じです。大きな違いはありません。
歌詞カードにも違いがあります
歌詞カードは、オリジナル盤をほぼ完全再現しています。
しかし、歌詞カード内のこのページは・・・
上が再録盤、下がオリジナル盤です。
シルエットが変わってるー!
こういうのテンション上がります。他にも細かいところが変わってるので、違いを探してみるのも面白いかもしれません。
アジカンのレベルアップが感じられる大人のソルファ
- 大人のソルファ
- アジカンのレベルアップが感じられる作品
- 間奏がだいたい違う
- 音が多い気がする
- 歌詞の変更なし
- オリジナル盤と聴き比べるとおもしろい
昔アジカンにハマった大人も、現役中高生のキッズも楽しめるアルバムだと思います。
アジカン最高!