映画「ミュージアム」を観てきました。小栗旬さん主演の映画です。
漫画原作となるこの映画。
漫画を読んだことがある私としては、原作のエグイ雰囲気を映画でどこまで出せるのか期待と不安が半々でした。
- 全3巻のストーリーをうまく消化できるのか
- ストーリーの改変は行われていないか
- R指定なしでどこまでやれるのか
こんな不安が頭をよぎりましたが、
超おもしろかった
2016年は邦画がおもしろいなー。
ストーリー(ネタバレなし)
雨の日に起きる連続殺人事件。犯人はカエルのマスクをかぶったカエル男。それを追う刑事・沢村(演:小栗旬)を中心としたサスペンスホラー。
というストーリー。
- 犯人の正体は?
- 犯人の目的は?
- 被害者の共通点は?
- 雨の日に殺人を行う理由は?
ということが気になって仕方が無い映画です。
感想
完璧な映画でした!
漫画原作をこうも上手く映画にできるなんて驚きです。
時間は132分と2時間超え!邦画にしては長めの映画ですが、中弛みが一切ありません。
最初から最後まで、ドキドキしっぱなしで心臓に悪いです(いい意味で)。終始重苦しく緊迫した雰囲気が続くのですが、それがこの映画の醍醐味だと思います。
原作を知っている私でも、心拍数が上がりっぱなしだったので、原作未読の人はさらに楽しめるのではないでしょうか。記憶をリセットして観てみたい!
原作と比べて
原作のストーリーの主軸は崩していません。原作に忠実です。ブラボー!
もちろん、原作では描写されていないようなシーン、付け加えられた設定もあります。でも、無理矢理加えたようなものはなく、作品に馴染むものばかりでした。原作へのリスペクトを感じましたね。
ある登場人物の設定が原作と異なりますが、それも良かった思います。ほほーっ!って思いましたもん。無理がなく、良い設定変更でした。
映画ならではの迫力のあるシーンもあり、非常にテンポよく観ることができました。
キャストの演技力
沢村を演じた小栗旬さんと、カエル男を演じた妻夫木聡さんの演技がすごすぎます。
沢村のエゴイスト感と荒っぽさ、カエル男の不気味さが完璧に表現されていました。役者ってすごい。
そこまでグロテスクなシーンはない
私はグロテスクな描写が苦手です。でもこの映画は大丈夫でした。
残虐なシーンはありますが、目を覆いたくなるほどのシーンはなかったので。死体のバリエーションは豊かですが、殺人過程はほとんど出てこないので痛々しい感じがしないからかな。
「血を見るのも無理デース」って人には、さすがにおすすめしませんが。
ただR指定ではないとはいえ、子どもと観るような映画ではないことは確かですので、あしからず。
原作
ちなみに、原作の漫画も超おもしろいです。
最近、新装版(全2巻)が出たみたいですね。映画をおもしろいと思った人は、漫画も楽しめるはず。
まだ原作を読んでいないなら、映画⇒漫画の順でお楽しみください。
まとめ
- 漫画「ミュージアム」が好きだ
- ハラハラドキドキする映画が好きだ
- おもしろい邦画が観たい
こんな人には、おすすめできる映画です。