家族について考えさせられる映画「ジャッジ 裁かれる判事」の紹介です。
弁護士であるハンク(演:ロバート・ダウニー・Jr)と、その父であり判事であるジョセフ(演:ロバート・デュバル)を主軸とした物語です。
弁護士と判事ということで、法廷メインのストーリーなのかと思いきや、家族について考えさせられる映画でした。
特に、家族関係がギクシャクしている人には、共感できる部分が多いかもしれません。
ストーリー
父は犯人なのか。
判事の容疑は、まさかの殺人。
絶縁していた弁護士の息子は、判事の父を無罪にすることができるのか?
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判事である父に殺人容疑がかかり、その事件の弁護士を務めるのが息子のハンクというストーリーです。
これだけ聞くと、いい話のような雰囲気を感じますが、実はこの父と息子、非常に仲が悪い。一緒にいると居心地が悪くて仕方が無い親子仲です。
裁判の進行につれて、父と息子、そして兄弟との関係性に変化がみられるのですが、その描写が非常に上手く、引き込まれるストーリー展開でした。
私自身は親子仲が悪いわけではないんですけど、親のことを考える息子、ハンクの心情に共感してしまいました。おそらく、自分の親の老いを感じる年齢になった人は、いろいろ考えさせられる映画だと思います。
2時間20分と長い映画ですが、満足できる映画です。
役者の演技がすごい
出演されているすべての役者さんが素晴らしい演技をされています。
特に、息子ハンクを演じたロバート・ダウニー・Jr、その父を演じたロバート・デュバルのお二方の演技が最高でした。
二人の確執は過去にあるのですが、それが明確に描写されるわけではありません。
しかしながら、この二人の演技を見ていると、その過去を想像できるんですよね。本当に息子ハンクと父ジョセフが実在しているんじゃないかとさえ思えてしまいます。
台詞のないシーンであっても、そのシーンの空気感がビリビリ伝わってきました。すごいなー。
まとめ
- 家族との関係にわだかまりがある(あった)
- 親の老いを感じる
- やさしい気持ちになりたい
- すばらしい演技が観たい
そんな人におすすめしたい映画です。